インストール
Falcoは、システムコールを使用してシステムを保護および監視するLinuxセキュリティツールです。
FalcoはKubernetesランタイムセキュリティに使用できます。 Falcoを実行する最も安全な方法は、ホストシステムにFalcoを直接インストールすることです。これにより、侵害された場合にFalcoがKubernetesから分離されます。 その後、Falcoアラートは、Kubernetesで実行されている読み取り専用エージェントを介して使用できます。
分離が問題にならない場合は、FalcoをKubernetesで直接実行することもできます。 Kind、Minikube、Helmなどのツールを使用してKubernetesで直接Falcoを実行する場合は、サードパーティ統合をご覧ください。
以下のパッケージマネージャーアーティファクトを使用してFalcoがインストールされている場合は、次のものが用意されています:
- Falcoがユーザースペースプログラムでスケジュールされ、systemdを介してウォッチされる
- パッケージマネージャーを介してインストールされたFalcoドライバー(ホストに応じてカーネルモジュールまたはeBPFのいずれか)
- /etc/falcoにインストールされた健全でデフォルトの設定ファイル
あるいは、以下で説明するのように、バイナリパッケージを使用することもできます。
インストール
Debian/Ubuntu
- falcosecurity GPGキーを信頼し、aptリポジトリを構成して、パッケージリストを更新します: - curl -s https://falco.org/repo/falcosecurity-packages.asc | apt-key add - echo "deb https://download.falco.org/packages/deb stable main" | tee -a /etc/apt/sources.list.d/falcosecurity.list apt-get update -y
- カーネルヘッダのインストール: - apt-get -y install linux-headers-$(uname -r)
- Falcoのインストール: - apt-get install -y falco- カーネルモジュールドライバのFalcoとデフォルト設定がインストールされました。 Falco は systemd ユニットとして実行されています。 - Falcoでの管理、実行、デバッグの方法については、runningを参照してください。 
- Falcoのアンインストール: - apt-get remove falco
CentOS/RHEL/Fedora/Amazon Linux
- falcosecurityのGPGキーを信頼してyumリポジトリを設定する: - rpm --import https://falco.org/repo/falcosecurity-packages.asc curl -s -o /etc/yum.repos.d/falcosecurity.repo https://falco.org/repo/falcosecurity-rpm.repo- 注 - 以下のコマンドは、DKMS と - makeがディストリビューションで利用できない場合にのみ必要です。DKMSが利用可能かどうかは、- yum list make dkmsを使って確認できます。必要であれば、以下のようにしてインストールしてください。必要であれば、- yum install epel-release、- yum install make dkmsを使ってインストールしてください。
- カーネルヘッダのインストール: - yum -y install kernel-devel-$(uname -r)- 注意 - 上記のコマンドでパッケージが見つからなかった場合、パッケージを修正するために - yum distro-syncを実行する必要があるかもしれません。システムの再起動が必要になるかもしれません。
- Falcoのインストール: - yum -y install falco- カーネルモジュールドライバのFalcoとデフォルト設定がインストールされました。 Falco は systemd ユニットとして実行されています。 - Falcoでの管理、実行、デバッグの方法については、runningを参照してください。 
- Falcoのアンインストール: - yum erase falco
Linux generic (バイナリーパッケージ)
- 最新のバイナリをダウンロード: - curl -L -O https://download.falco.org/packages/bin/x86_64/falco-0.35.1-x86_64.tar.gz
- Falcoのインストール: - tar -xvf falco-0.35.1-x86_64.tar.gz cp -R falco-0.35.1-x86_64/* /
- 以下の依存関係をインストールします: - libyaml
- kernel headers for your distribution
 
- 下記のようにドライバをインストールしてください。 
ドライバがインストールされたら、手動で falco を実行することができます。
ドライバのインストール
ドライバをインストールする最も簡単な方法は、falco-driver-loader スクリプトを使うことです。
デフォルトでは、まず dkms でカーネルモジュールをローカルに構築しようとします。それが不可能な場合は、ビルド済みのものを ~/.falco/ にダウンロードしようとします。カーネルモジュールが見つかれば、それを挿入します。
eBPFプローブドライバをインストールしたい場合は、falco-driver-loader bpfを実行します。
最初にeBPFプローブをローカルにビルドしようとしますが、そうでない場合は ~/.falco/ にビルド済みのものをダウンロードします。
設定可能なオプション:
- DRIVERS_REPO- この環境変数を設定して、ビルド済みカーネルモジュールと eBPF プローブのデフォルトのリポジトリ URL をオーバーライドします。- 例えば、 - https://myhost.mydomain.comや、サーバが- https://myhost.mydomain.com/driversのようなサブディレクトリ構造を持っている場合には、- https://myhost.mydomain.com/driversとなります。- ドライバは以下のような構造でホストされる必要があります: - /${driver_version}/falco_${target}_${kernelrelease}_${kernelversion}. [ko|o]ここで、- koと- oはそれぞれカーネルモジュール、- eBPFプローブを表します。- 例、 - /a259b4bf49c3330d9ad6c3eed9eb1a31954259a6/falco_amazonlinux2_4.14.128-112.105.amzn2.x86_64_1.ko.- falco-driver-loaderスクリプトは、上記のフォーマットを用いてドライバをフェッチします。
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